第346回TOEIC試験振り返り:注目すべき英単語と表現
先日、2024年3月10日に実施された第346回TOEIC Listening & Reading公開テストを受験してきました。
TOEICでは同じ日の同じ時間帯でもテスト内容が試験場によって異なることがあります。
私は「おじさんがマグカップで飲み物を飲んでいる」フォームでしたが、ネットで情報収集したところ、今回午前中はこのフォームだけだったみたいですね。
今回の試験の難易度についての感想ですが、近年難化が進んでいるTOEICにあって、まあまあ標準的なレベルでした。
セクションごとの難易度は、こんな感じでした。
Part1 → 易しい
Part2 → やや易しい
Part3 → 普通
Part4 → 普通
Part5 → 普通
Part6 → 易しい
Part7 → 普通
私の現在のハイスコアは1年ほど前の試験の860点ですが、このときは当たり回で、けっこう簡単な日でした。
ただし、今回のリスニングはそれ以上の手ごたえを感じました。
特にPart1とPart2は全問正解を狙える内容でした。
少なくとも「ん? 今何て言った?」とか「やばい、聞き漏らした」みたいなミスもなく、普通に正解を選択しながら進めることができました。
ただPart3の後半で、1~2問、まったく聞き取れず、てきとうにマークシートを塗ってしまいましたが。
リーディングセクションは時間との戦い
リーディングに関しては、やはり今回も問題の量が多く、最後まで解ききれませんでした。
解答用紙の最後の1列は「塗り絵」状態にする形で終了しました。それでもいつもは2列分残すころがあるので、それを考えると良いリズムで進めることができました。
ただし、Part5からけっこう飛ばして進めたので、焦りからミスを犯した可能性もあります。
第346回TOEIC試験で実際に出題された英単語・表現はこちら
さて、皆さんにも実際に今回出題された表現を共有します。
unique の言い換え
以下のような言い換え問題でした。
you will love the (unique) environment.
single、strangeなど選択肢あったが、「他にはない」という意味で unequaled が正解でした。
(impressive or impressed) + 名詞
( )+名詞の形で、impressive か impressed を選ばせる問題が出ました。
「impressive」は形容詞で、後ろの名詞を修飾し、印象的なことを示します。
例文:The museum had an impressive collection of modern art.
和訳:その美術館は印象的な現代美術のコレクションを保有していた。
ここで、「impressive」は「modern art」という名詞を修飾しています。
一方で、「impressed」は人が何かに感銘を受けた状態を示す過去分詞です。
例文:I was impressed by the chef's skills.
和訳:私はそのシェフの技術に感銘を受けた。
この例では、主語「I」が「chef's skills」に感銘を受けた状態を表しています。
impressed は名詞を修飾しないこと、覚えておきましょう。
standard は単数か複数形か
穴埋め問題で、standard か standards を選ばせる問題が出ました。
「standards」は基準や規範を示す複数形の名詞です。
例文:The company has high standards for customer service.
和訳:その会社は顧客サービスに関して高い基準を設けています。
「high standard」ではなく、「high standards」というように必ず複数形になるので注意が必要です。
日本のバンドで「ハイスタ(Hi-STANDARD)」がいましたが、これはバンド名です。「standards」のように複数形として覚えておきましょう。
approximate or approximately ?
「approximately」は副詞で、「約」や「およそ」という意味で、数詞を修飾する際に使用されます。
The project will be completed in ( ) two weeks.
というような問題だったのですが、approximate か approximately で迷いました。
名詞が数を表す語句(数詞)の場合、形容詞の代わりに副詞を使用するので、答えは「 approximately」になります。
以前、中村澄子先生の「千本ノックシリーズ」で学習した問題だったのですが、それからかなり時間が経っていたこと、焦りもあって、「approximate」を選んでしまいました。悔しい!
component と feature
feature の言い換え問題がでました。
This software has a (feature) that it has user-friendly interface.
のような問題でした。
選択肢にはappearanceやreportなどあったのですが、答えは component でした。
「component」は何かを構成する要素や部品を指し、「features」は特徴や特性を指しますが、文脈によっては互換可能なのです。
peat moss って何だ??
直接問う問題ではなかったのですが、Part6か7の長文に「peat moss」という単語が出ていました。
私は知らない単語だったのですが、「peat moss」は湿地帯に生える特定種の苔で、園芸用の土を指すようです。
choir は聖歌隊
「choir」に対応する用語を選ばせる問題も出ました。
The choir's (performance) at the concert was breathtaking.
のような問題です。
「choir」が「聖歌隊」という意味を私は知らなかったので、「performance」を選ぶことはできませんでした。
以上です。
ぜひ私の失敗から学んでいただけると嬉しいです。
今後のTOEIC試験、英語学習に活かしていきましょう。
なお、リスニングを鍛えるため、試験時に配られた広告に載っていた、下記の公式問題集を購入しました。
リスニング満点を目指して頑張ります。