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Title
Kobe find own style, buck adversity in rise to top
Article
After making their mark with a host of big-name European imports, Vissel Kobe reached the J-League summit this season led by a core of Japanese stars playing a style far removed from the Barcelona-inspired tactics that initially brought the club success.
単語チェック
imports (名詞) - 輸入品、ここでは「移籍選手」
summit (名詞) - 頂点
core (名詞) - 核、中心
tactics (名詞) - 戦術、方法
日本語対訳
タイトル
神戸、逆境を乗り越えて独自のスタイルで頂点へ
本文
多くのヨーロッパの有名選手を迎えた後、当初クラブに成功をもたらしたバルセロナに影響を受けた戦術から、今シーズンは日本人スター選手が中心となり、大きく離れたスタイルでJリーグの頂点に立った。
英文のポイント
タイトルの「buck」はここでは動詞として使用されています。
簡単な単語ですが、その一方で受験英語では動詞ではほとんど使われないので、そこはちょっと注意が必要です。
名詞では「buck」は「背中」という意味がありますね。
動物が背を曲げて突進する様子から転じて、動詞では「困難や逆境に抵抗する」「挑戦する」という意味で使われることが多いです。
「summit」は「山の頂上」という意味ですが、むしろTOEICや大学受験では比喩的に「最高点」や「頂点」という意味で使われます。
例えば、ビジネス、スポーツ、またはキャリアなどでの最高の成就や地位を指すのに使われます。
「G7サミット」という言葉をニュースで聞いたことがあるかもしれませんが、日、米、英、仏、独、伊、加7か国の首脳並びに欧州理事会議長及び欧州委員会委員長が参加して開催される首脳会議です。
国家元首や政府首脳のように高いレベルの意思決定者が集まることから、山頂にたとえられて「サミット」と呼ばれるようになりました。
「tactics」という単語も注目です。
この単語は「戦術」や「方法」と訳され、サッカーにおいてはチームのプレースタイルや戦略を指すことが多いです。
元々の語源はギリシャ語の「taktikos」で「整列する」という意味でした。 それが時間が経つにつれて、より広い意味での「戦略」や「方法」を意味するようになりました。
記事の背景
サッカー・J1リーグで、ヴィッセル神戸が優勝を決めました。
ヴィッセルファンの皆様、おめでとうございます!
ヴィッセル神戸は1997年にJリーグに参入して以来、27年目の悲願の初優勝となりました。
近年では豊富な資金力にものを言わせ、2018年にイニエスタ、19年にビジャと元スペイン代表のスターを獲得したものの、降格争いにも巻きまれてきました。
しかし今年、バルサ化を諦め「クラブ戦略が一貫していない」という批判を受けながらも、山口蛍、酒井高徳、大迫勇也、武藤嘉紀などの日本代表経験者を軸に粘り強く勝ち点を重ねて、とうとう初の頂点に輝きました。
特に22得点でJ1のランキングトップを走る大迫の影響力は甚大でした。鹿島ファンとしては、日本でプレーする際には、当然鹿島に戻ってくると思っていたのですが…
それでも活躍してくれてうれしいです。