NTTドコモから格安SIMの楽天モバイルへ夫婦二人で同時に乗り換えてから1年経過しました。
ここでいったん収支をまとめて、格安SIMへの転向がどのぐらい家計の節約につながったのか整理しておきたいと思います。
NTTドコモと楽天モバイルの実際かかった料金を比較
まず下記の表がNTTドコモの携帯電話料金の1年間分になります。
我が家は2016年11月に夫婦そろってNTTドコモから格安SIMの楽天モバイルへ乗り換えたので、その直近1年間である2015年11月から2016年10月までのNTTドコモの料金を記載しています。
次に楽天モバイル(格安SIM)の携帯電話料金の1年間分になります。乗り換え直後の2016年11月から2017年10月分までの料金をまとめています。
NTTドコモと楽天モバイルの1年間の差額を算出し、さらに乗り換えにかかったコストを差し引くことで、「実際コストの差額」として81,016円が算出されました。
これが実際に節約できた額になります。もちろん2年目以降は乗り換えにかかったコストの31,320円もかからないので、さらに大きく節約することができるでしょう。
NTTドコモ時代はひと月あたり7,279円
NTTドコモを利用していた時は、夫婦二人で年間17万4,687円という大金を携帯電話料金として支払っていました。
これを一人当たりの平均月額料金として計算してみると、7,279円でした。
MMD研究所という調査会社の発表によると、携帯端末の月額料金を男女971人に聞いたところ、大手キャリアのスマートフォンユーザーの半数が「7,000円以上」と回答しており、平均月額料金が7,876円であったそうなので、私たち夫婦はだいたい平均的なユーザーだったと言えるでしょう。
ひと月あたり4,681円節約できた
一方、楽天モバイル(格安SIM)へ乗り換えた結果、夫婦二人で年間17万4,687円かかっていたのが、年間6万2,351円になりました。
一人当たりの平均月額料金は7,279円から2,598円まで下がりました。格安SIMに乗り換えることによって、ひと月あたり4,681円の節約につながったのです。
夫婦二人分だと、ひと月9,352円の節約になるので家計へのインパクトもけっこう大きいです。
格安SIMのデメリットについて
家計的にはとても効果が上がった格安SIMへの乗り換えですが、以下2点のデメリットについても報告しておきます。
2.故障時の代替機サービスがない
私が格安SIMに乗り換える前には、「楽天モバイルはアクセスが集中する通勤時間やお昼時は回線が重くなるから注意が必要」と言われました。
これについてはたしかに楽天モバイルは回線が遅い、重いと感じる時はあります。ただそんなに頻繁でもないし、重くなってもまったくネットにつながらなくなるというわけでもありません。
一日の大半を自宅や勤務先のWiFiがある環境で過ごす人は、気にする必要はないでしょう。
もう1点のデメリットが、格安SIMにはほとんどのケースで故障時の代替機サービスがない点です。
NTTドコモを利用していた時は、端末をなくしてしまった時や故障してしまった際はドコモショップに行けば応急処置として、1か月無料で端末を貸してもらえました。
私もiPhone6を水没させてしまった時に1か月間このサービスを利用したことがあります。
こうしたサービスは格安SIMにはありません。残念と言えば残念ですが、しかしそもそも格安SIMは手厚いサービスをそぎ落とす代わりに、値段も安くなっているというビジネスモデルだと理解しているので、そこは割り切って利用するしかないですね。
格安SIMへ転向して良かった
結果として、我が家では格安SIMへ転向して良かったと思っています。
というかほとんどNTTドコモ時代と比べてスマホの使い方自体は変わっていないので、あまり実感がありません。使い方自体が変わっていないのであれば、料金は安い方が良いに決まっています。
また楽天モバイルの場合、解約する際の金銭的な縛りもないので、いつでも解約可能です。ユーザーにとっては自由な契約なので嬉しいです。
NTTドコモのように「割引する代わりに解約金が発生します」というやり方は結局ユーザーのストレスを生むのでやめた方がいいですね。
こうした縛り方は、短期的には解約はしづらくなりますが、サービス提供企業として中長期的には良い戦略とは思えません。真にユーザーの利益を追求すべきだと思います。