週末5分間 英語クラブ byコツログ

世界のサッカーニュースを英語で学ぶブログです。毎週末更新します。たった5分間ですが内容の濃い英語学習にしましょう。

国家による情弱商売の宝くじより株式投資の方がまだマシな理由

宝くじは国家による情弱商売としか思えない数あるギャンブルの中でも、最も配分が少ないと言われているのが宝くじだ。

1,000円のお金で宝くじを買ったとすると、半額以上の560円がテラ銭として国家に徴収されてしまう。

購入者の配分は残りの460円で、これを多数の参加者で競い合う。

購入者全体で考えると、宝くじは買った瞬間に半額以上の損失が発生し、残り少ない資金を非常に競争率が高く、負けが濃厚な状況で戦いを強いられてしまう。

パチンコも胴元のお店側がしっかり儲ける仕組みになっているが、それでも1,000円のうち、125円が胴元に渡り、875円はお客側に還元される仕組みだ。

そのため宝くじで生活が成り立つほどの大当たりをする人は非常に少ないが、パチンコで生計を立てている人は少なからずいる。

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こう見てみると、スポーツくじも、収益金を国内のスポーツ環境の整備という立派な名目により、近年では安定して年間1,000億円以上の売り上げがあるが、その実像は胴元のテラ銭がべらぼうに高い単なるサッカー賭博にすぎない。

株式投資やFXは良心的なギャンブル

一方で株式投資やFX(外国為替証拠金取引)は、インターネットで個人が取引できる環境が整ってから、格段に手数料が下がり、胴元の取り分であるテラ銭は、1%以下になっている。

大手のネット証券では、低額の株式取引に対して手数料が無料となるサービスを実施している。
下記はSBI証券の手数料一覧だが、アクティブプランという1日の約定代金合計額に対して、手数料がかかるプランでは、10万円まで無料となっている。

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注文ごとに手数料が発生するスタンダードプランでも10万円まで150円(税込)なので、10万円の取引をした場合、テラ銭は0.15%と超格安だ。

株式投資やFXは、信用取引を利用してレバレッジをかけられるので、素人から見たらリスクが高く感じられるが、胴元の手数料がほとんど発生していないことを考えると、儲けられる確率は、宝くじとは格段に高くなる。

投資の仕方によっては、勝てるギャンブルだと言えよう(投資もギャンブルと何ら変わらない)。

ただし手数料は低いものの、株式投資は利益から20%の税金が引かれてしまう。これはバカにできない数字だ。

そのため株式投資の常連たちは、何とかしてこの税金がかからないようにあの手この手を使って対応している。

NISAやiDeCoはフル活用すべき

たとえばNISA(ニーサ)のように一定金額の範囲内で購入した金融商品から得られる利益が非課税になる、つまり、税金がかからなくなる制度を利用するのだ。

また個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」のように、利益が非課税になるばかりか、掛金の全額が所得控除できるようなサービスを活用しない手はない。

これらの制度には投資額に上限があり、制約があるものの、工夫次第ではかなり利用幅を広げることができる。

たとえばNISAであれば、非課税が適用される投資額は、一人年間120万円だが、家族の口座を利用することで、投資額をコントロールできる。

配偶者の口座を利用すれば、

120万円×2人=240万円

と倍の額の利用が可能になるし、もし5人家族(子どもも成人していれる前提)であれば、

120万円×5人=600万円

となり、毎年600万円、5年間で3000万円の投資が非課税で利用できる。

資産運用の上手な人は、こうした制度をフル活用して、ローコストで確実にリターンを積み上げていく

投資信託や株式投資では、年平均3%~5%程度のリターンは見込めるので、あとは資金調達さえ何とかすれば、複利効果で資産はどんどん増えていく。

複利の効果については下記エントリーを参照していただきたい。

www.kotsulog.com

このように、宝くじで一億円を当てるのは至難の業だが、資産運用で一億円をつくるのはそう珍しいことではないし、努力と工夫で実現可能だ。

宝くじ1等は雷に撃たれる確率と同じ

一方で、宝くじは購入した時点で、ほとんど負けが決まってしまう。

人気タレントをCMに起用したり、「ドリームジャンボ宝くじ」のように名称に「」をつけることで、ギャンブルの持つ低俗でさもしいイメージを隠しつつ、有無を言わさず法外な手数料を搾取する。

宝くじの公式サイトを見てもらえば分かるが、国の運営とは思えない煽り方で、なかなか面白い。

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宝くじは言ってしまえば、国家と銀行がグルとなり、国民を相手に情弱商売をしているようなもので、税金を徴収する目的以外の何物でもない。

ジャンボ宝くじの1等が当たる確率は1000万分の1らしいが、これは飛行機が墜落する確率よりも低く、雷に撃たれる確率とほぼ同じらしい。

普通に考えると、自分の大切なお金を1,000円であろうとムダにはしたくないはずだが、それでも宝くじに対する国のイメージ戦略が続く限り、計算上ほぼあり得ない一発逆転を狙って宝くじ売り場から行列はなくならないだろう。