週末5分間 英語クラブ byコツログ

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超格安で矯正歯科治療をすませたカリスマ主婦の裏技とは

矯正歯科治療は100万円以上の出費も

参考にならないかもしれないが、今日は歯の矯正を格安に済ませたカリスマ主婦の裏技について書いてみたい。

悪い歯ならびや噛み合わせを、きれいな歯ならびに修正する治療である「矯正歯科治療」だが、たとえ自分や家族(子ども)の歯ならびを矯正したいと考えていても、その前に立ちはだかるのが高額の治療費だ。

矯正治療は基本的に健康保険が適用されない。そのため自由診療の区分となり、全額自己負担を強いられる。治療の種類によって異なるだが、例えば下記画像のようなワイヤーを使った最も一般的な表側ブラケット矯正の場合、100万円程度(※大人料金)はかかってしまう。

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もしワイヤーが目立つのが嫌で裏側ブラケット矯正を選択した場合、治療費はさらに2~3割値上がることになる。

「100万円なんて大金を歯に出せるか」というのが一般市民の大半の意見ではないだろうか。

矯正歯科治療費を安く済ませる方法はあるか

それでも歯の矯正を諦められない場合、そこで考えるのが、「何とかして矯正歯科治療費を安く済ませることができないか?」だろう。

治療費の支払いについては以下のいずれかのパターンに分類される。

1.全額を完全に自己負担として支払う(お得度:★)
2.治療費の一部を医療費控除で取り戻す(お得度:★★)
3.保険適用を利用する(お得度:★★★)
4.カリスマ主婦の裏技を使う(お得度:★★★★)

 

確定申告をしたことがないサラリーマン家庭であれば、「1.」のケースが一番多いかもしれない。ただし全額を自己負担として支払うほどバカらしいことはない。安く済ませることができればそれに越したことはない。

それでは「2.」~「4.」まで簡潔に見て行こう。

2.治療費の一部を医療費控除で取り戻す(お得度:★★)

最も現実的でまともな対策としては、治療費の一部を医療費控除で取り戻す方法だ。

矯正料金は医療費控除の対象となる。美しさを追求した審美歯科目的だと医療費控除にはならないが、噛み合わせ改善治療の矯正という理由であれば、医療費控除を受けることができる。

とくに発育段階にある子どもの歯並びの矯正ということであれば、確定申告に歯科医師の診断書も必要ない(税務署から求められたら歯科医師に頼めばよい)ので、多くの人が利用できる制度だ。

医療費控除額は一年間(1/1~12/31)に発生した医療費を以下の計算によって求められる。

医療費控除額=(医療費支出額ー保険金等で補填された金額)ー(10万円 or 所得金額の5%[いずれか少ない金額])

つまり歯科治療に年間100万円かかった場合、医療費控除額は、

100万円ー10万円=90万円

となる。
仮に年間の課税される所得金額が500万円の場合、所得税が20%、住民税が10%で30%の税金が免除される。

90万円×30%=27万円

上記の計算により、27万円もの治療費が浮くことになる。
そのため、実質治療に要する費用は、

100万円(治療費)ー27万円(免除分)=73万円(実質的治療費)

になる。

サラリーマン家庭だと確定申告をしたことがなく、面倒だからという理由で、医療費控除を申請しない人もいるかもしれないが、申告するだけで27万円が戻ってくるのだから、絶対に活用した方がよい。

3.保険適用を利用する(お得度:★★★)

もし顎や顔が変形するほど歯並びが悪い場合、顎変形症(がくへんけいしょう)という症状に当てはまり、保険診療が適用される。

現実には歯科矯正を検討している人の中でも、実際に顎や顔が変形するほど歯並びが悪いというのはごく一部に限られるだろう。

しかも保険診療が適用されるのは、顎の骨を切る外科手術を行うことが前提となっており、国から指定された顎口腔機能診断施設で受診しなければならない。

保険診療が適用されるなら、自己負担は3割で済んでしまうので、資金的な問題からかなり解放されるが、「限定された指定医療機関での外科手術」という高いハードルを超えるのは至難の業だ。

4.カリスマ主婦の裏技を使う(お得度:★★★★)

だいぶもったいぶってしまったが、最後に紹介するのが、カリスマ主婦の裏技だ。

この方法はかなり特殊で誰もが利用できるわけではないが、やろうと思ったらできないわけでもなく、実話に基づいている。

その主婦とは、私の同僚の奥さんのことなのだが、様々な節約に精通していることから幼稚園のママ友の間では、情報強者としてカリスマ的存在となっている。
(そのため本エントリーでは、この主婦を「カリスマ主婦」と書くことにする)

実際に矯正治療を受けたのはカリスマ主婦の子ども2人だが、以下のような手口だ。

まずカリスマ主婦は、取り外しができるマウスピース型の装置を用いて歯を矯正するマウスピース矯正を取り入れている歯医者で、求人を出している機関を探し出した。

自宅から徒歩15分程度の駅前の歯科医院が条件にマッチすることがわかると、すぐに歯科受付の仕事に応募した。歯科受付であれば無資格かつ未経験者でも応募できるケースも多いという。

そして首尾よく採用面接をクリアし、働き始めると、1か月もしないうちに院長へ子ども2人の矯正について相談をする。

実はマウスピース型矯正は、現在進化中の矯正方法だ。従来はワイヤーを利用したブラケット矯正でなければ難しかった症例にもマウスピースだけで対応できるようになってきており、治療費も子どもであれば30~40万円で済んでしまう。

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ただし歯医者によっては、マウスピース型矯正を新規に取り入れて実績を積んでいく途中の機関もあって、つまりテスト段階のところも多い。

こうした業界事情をママ友やネット情報を駆使して調べつくしていたカリスマ主婦は、テストケースとして、自分の子ども2人の矯正を無料で治療してもらう相談を行ったのだ。

そして従来は子ども一人につき30万円~40万円、二人で計60万円~80万円かかるマウスピース型矯正をなんと実費(マウスピース型の装置など)のみの数万円に押さえて、治療することに成功したのだ。

歯科矯正は自由診療なので、院長の承諾さえ得られれば何の問題もない。こうして子ども2人のほぼ無料による歯科治療が可能になったのだ。

そのカリスマ主婦は、週2回程度パートとして受付の仕事をしていたが、子ども2人の矯正治療が完了した後、ほどなくしてその歯医者を辞めてしまったという。その歯医者に勤めていた期間は2年ほどだった。

こんな裏技はネットにも載っていない

私も自分や子どもの矯正について検討したことがあり、何とか保険診療の適用を受けることができないか、もしくは治療費を安くおさえる方法がないか探したことがあった(保険の適用は受けられなかったが、後日自腹で私も子どもも歯科矯正を実施)。

しかし同僚の奥さんが実践したような裏技ともいえる方法は、思いつきもしなかった。私が調べた限り、現時点でこんな裏技的な節約方法はネットにも載っていない。

同僚の説明だとカリスマ主婦はその歯医者を求人広告で見つけたというが、もしかしたら事前にママ友の情報ネットワークで、その歯科医院の院長がマウスピース矯正を新規に取り入れたばかりで、テストケース(患者)を探している段階だという情報を得ていたのではないかと思われる。

それでないと、パートに入ったはいいけれど、「無料では治療をしてもらえない」ということだって十分可能性があるはずだ。

そのため歯医者によって事情は異なることから、この方法を鵜呑みにしてあなたが試してみても、上手くいかないこともあるだろう。

しかし歯科矯正治療を節約するためにここまでやるかどうかは別にして、カリスマ主婦のように利益を享受したければ、情報を収集し、これを上手く利用することで決して不可能なことではない。