この週末に下記エントリーが話題になっていましたね。
このようなアンケート結果が出た理由としては、はてブの人気コメントにもあった「情報リテラシーと年収が比例してるだけのように思う」というのは想像がしやすいです。
年収が高い人ほど格安スマホを使い、年収が低い人ほど格安スマホを使っていない…という、政府の思惑とは真逆のアンケート結果が出た話。 - クレジットカードの読みもの
情報リテラシーと年収が比例してるだけのように思う。
2017/07/02 17:05
ただし、その他の理由として、乗り換えの初期費用としてお金がかかってしまうという点もあると思います。
私もNTTドコモから楽天モバイルへ乗り換える時に、解約金を一台につき9,500円支払いました。家内の分を合わせると、19,000円になります。
さらに1台あたり、MNP転出手数料2,000円と、契約事務手数料3,000円がかかります。
そうなると初期投資としてそれなりにお金がかかってしまうので、「そんなの払うお金ないから、今のままでいいや」となってしまう人もけっこういそうです。
以前、生活に困窮していた知人が「貧乏って何するにもお金がかかるんだよ」と言っていましたが、お金がない環境が逆にお金がかかる環境をつくるということがあるのかもしれません。
携帯料金について「ねぇー、高いよねぇ」で会話が終了
それと格安SIMへの乗り換えは多少の行動力も必要になります。
家内情報によると、先日ママさん仲間5~6人と話していたところ、携帯電話の料金の話題になったそうですが、皆が口をそろえて「ねぇー、高いよねぇ」と不満を言うものの、格安SIMを利用している人は家内以外に誰もいなかったそうです。ただしDMM mobileや楽天モバイルのような格安スマホ会社の存在を知っている人はいたそうです。
キャリアの利用料金の高さに不満を抱くものの、格安SIMを変更することについては、やり方もよく分からないし、面倒くさいということでしょうか。
携帯電話会社の変更はたしかに少し面倒ですが、わからないことはキャリアに電話して聞けば、たいていはていねいに教えてくれるので、難しいことは何もありません。
また携帯電話の解約金が生じない月までじっと待っている人もいますが、私の場合は格安SIMに移行したことで、解約金以上に節約できました。
固定費を制する者は家計を制す
私は家内と家計の話をする際に、「固定費を制する者は家計を制すのだ。固定費は極限まで圧縮すべし!」とハッパをかけます。
家庭内でコストカッターの鬼と化す私に対して「こんな夫、イヤだわ~」と家内から冗談とも本音ともとれる言葉が投げかけられますが、固定費の圧縮は、節約という意味でコスパ最強なのです。
だって一度、面倒な手続きを終えてしまえば、あとはずっとお得な状態をキープできるのです。頑張る価値があるというものです。
そのため我が家では、インターネットプロバイダは常に最安レベルの業者を利用。電気代も太陽光発電を利用しているのでガス代をあわせても光熱費は月平均3,000円程度で済んでいます。
まさに勝手に節約状態です。固定費圧縮としては、その他に固定電話や新聞、テレビの有料チャンネル系も必要ないので契約していません。
ただし当然のことですが、これらは固定費を圧縮する代わりにサービスを受けることはできません。新聞がないと生活に支障が出る人もいるかもしれないので、こういったものは各家庭の判断になりますね。
一方で、サービスの品質は同等なのに、価格が異なる分野の固定費は誰にとっても安いにこしたことがないのです。それが光熱費だったり、インターネットのプロバイダ料金、そして携帯電話だったりするわけです。
2年間で合計149,452円の節約
私と家内は、2016年10月に格安SIMを決断し、NTTドコモから楽天モバイルへ移行しました。
それまで15年もNTTドコモを利用していたのですが、周囲に格安SIMへ乗り換えする人が増えてきて、それでも快適に利用しているのを見聞きして、NTTドコモへ別れを告げました。
するとそれまで夫婦2人で、月平均15,000円かかっていた携帯料金が、半年間で5,150円に、なんと1万円近くも節約できました。
解約金(9,500円)やMNP転出手数料(2,000円)、契約事務手数料(3,000円)が初期投資として発生しますが、これらはすぐに回収できます。
おそらくこのままの状態が続くと思いますが、そうなるとNTTドコモ時代と比べて、夫婦2人、2年間で合計149,452円の節約になります。これは端末代なども含めた上での差額です。
ということで、格安SIMに乗り換えたことで、目立った不満はありません。私の場合、次に乗り換えるとしても、もっと良いサービスを提供する格安SIMのキャリアになると思います。
ただし、自宅や職場にWi-Fi環境がなかったり、毎月たくさん通話せざるを得ない人は、格安SIMに乗り換えてもメリットがそこまで出ない可能性があるので、ぜひシミュレーションしてから乗り換えをオススメします。