週末5分間 英語クラブ byコツログ

世界のサッカーニュースを英語で学ぶブログです。毎週末更新します。たった5分間ですが内容の濃い英語学習にしましょう。

サッカー界に本当に導入される?「ブルーカード」計画に反対の声【週末5分間英語クラブ Vol.57】

本日のピックアップニュース

Title

Premier League bosses unconvinced by 'blue card' plan

Article

Liverpool manager Jurgen Klopp and Tottenham boss Ange Postecoglou led a chorus of disapproval over a controversial proposal to introduce blue cards and "sin bins."

単語チェック

unconvinced (形容詞) - 納得していない

chorus (名詞) - 同声の、合唱

disapproval (名詞) - 不承認、反対

controversial (形容詞) - 論争の、物議を醸す

proposal (名詞) - 提案、計画

introduce (動詞) - 導入する

sin bins (名詞) - 一時退場

日本語対訳

タイトル

プレミアリーグの監督、「ブルーカード」案に納得せず

本文

リバプールのユルゲン・クロップ監督とトッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、青カードと「一時退場」の導入という物議を醸している提案に対して、率先して反対した。

英文のポイント

「unconvinced」の前にはbe動詞「are」が省略されています。

英文のニュース記事のタイトルでは、スペースを節約し、読者の注意を引くために、しばしばbe動詞が省略されます。

そして「unconvinced」は、「納得していない」という意味で、「convince」は「説得する」、「be convinced」の受動態の表現で「納得している」「確信している」という意味になります。

 

「chorus」(コーラス)は多くの人々が同じ意見を共有している様子を効果的に描写します。

日本語では音楽において複数の人が一緒に歌う部分を「コーラス」と指しますが、英語の「chorus」にはもっと広い意味で使われます。

「a chorus of disapproval」は、多くの人々が一致して反対や不満を抱いている状況を指す表現です。

 

「sin bins」は、スポーツの文脈でよく使用されますが、違反を犯した選手が一時的に「罰」を受けるために、一定時間(10分間など)試合から一時的に除外されるエリアまたは状態を指します。

「sin」は「罪」や「違反」という意味があり、「bin」は「箱」や「容器」という意味です。「

罰の箱」で、違反を犯した選手が一時的に「罪」を償う場所を指しています。

記事の背景

サッカー界に新風を巻き起こすかもしれません。

「sin bins(シンビン)」と「'blue card(ブルーカード)」の試験導入が、サッカーのルールを定める国際サッカー評議会(IFAB)から提案されています。

 

特に、イングランドとウェールズのアマチュアおよびユースレベルですでにテスト運用されており、今後上のレベルでのトライアルが検討されています。

この新ルールでは、違反行為を犯した選手は、ブルーカードを受け取ることにより10分間ピッチ外で過ごすことになります。

 

さらに、ブルーカードが2枚提示された場合、あるいはブルーカードとイエローカードが1枚ずつ提示された場合は、退場処分と同等の扱いを受けることになります。

 

しかし、この新しい制度に対して、リバプールのユルゲン・クロップ監督は懸念を表しています。

「ルールをシンプルに保つべきだ」と主張し、新しいカードの導入が審判の判断を複雑化させ、失敗のリスクを高めると指摘しています。

たしかに「今のプレーは、ブルーカードだったのか、イエローカードであるべきだったのか」など判断を迷うシーンは出てきそうですね。

 

サッカーのルールはシンプルに見えて、VARの導入など、時代とともにけっこう変わってきているので、今回もプロレベルで実現される可能性もけっこうあるのではないでしょうか。