週末5分間 英語クラブ byコツログ

世界のサッカーニュースを英語で学ぶブログです。毎週末更新します。たった5分間ですが内容の濃い英語学習にしましょう。

桐生第一で「殺すぞ」発言のコーチがあり得ない暴言でまた処分【週末5分間英語クラブ Vol.73】

本日のピックアップニュース

Kiryu Daiichi High School in Kiryu, Gunma Prefecture, imposed a voluntary suspension on the coaches in December 2023.

単語チェック

imposed (動詞) - 課す、強いる

voluntary (形容詞) - 自主的な

suspension (名詞) - 停止、一時中断、停学、吊り下げ

日本語対訳

群馬県桐生市の桐生第一高校は2023年12月、コーチに対して指導自粛の処分を行った。

英文のポイント

「imposed」は、何かを強制的に課すという意味です。

ビジネスシーンでは、罰金やルール、制限を設ける際によく使われます。

 

「voluntary」は「自発的な」という形容詞で、個人の自由意志に基づく行動を指します。

日本語でよく言う「ボランティア」は「volunteer」という名詞で、「志願者」のことですね。

 

「suspension」は、「停止」や「停学」など活動や権利が一時的に停止されることを指します。学校のルール違反などでよく用いられる単語です。また「吊り下げ」という意味もあります。

ちなみに自動車の「サスペンション」も「吊り下げ」という意味からきています。

車輪と車体の間に設けられたシステムで、衝撃や振動を吸収し、快適な乗り心地を提供するためのものです。

自動車の「サスペンション」は実は直接的に物を吊り下げてはないのですが、吊り下げているようなイメージで振動を吸収しており、それで「サスペンション」と呼ばれています。

記事の背景

高校サッカー界の名門校の一つ、桐生第一高等学校のサッカー部でまた問題が明るみになりました。

男性コーチ(教諭2人)が、部員の生徒に対して差別発言や暴言を吐いていたのです。

一人の教諭は、コーチはペルーにルーツを持つ生徒が部活に遅刻した際に謝罪させ、「ペルー人って謝れるんだな」などと差別発言をしたとのことです。

また、別のコーチは23年秋、同じ生徒の生活態度について指導した際に「お前はいずれ人を殺すような立場になる」などと言い、部員の胸を刃物で刺すようなジェスチャーをしたといいます。あり得ない…

 

しかもこのコーチは19年、部員に「殺すぞ」などと暴言をはき平手打ちしたなどとして懲戒処分を受け、部の指導から外れていました。その後、復帰していましたが、また同じ性質の問題を繰り返しています。

 

保護者の報告を受けた学校は全部員を対象にアンケート調査を行い、聞き取り調査を通じて不適切な指導があったことを認め、保護者と生徒に説明会を開いて謝罪しました。

そして、部長と監督は無期限の指導自粛、問題のあったコーチ2人も指導自粛処分とされました。

 

私の中学のサッカー時代もこういう教師のパワハラやモラハラが蔓延していましたが、まだあることに驚きです。指導自粛処分は甘すぎる。監督・コーチを交代させるべきです。