週末5分間 英語クラブ byコツログ

世界のサッカーニュースを英語で学ぶブログです。毎週末更新します。たった5分間ですが内容の濃い英語学習にしましょう。

Hanaso kids体験談!子供のオンライン英会話教室とは

ある日突然、子どもが「英語を習いたい」と言い出した

少し前の話ですが、幼稚園に通う息子が「英語を習いたい」と言い出しました。

突然のことだったし、「英語どころか日本語も発展途上の息子にはまだ必要ないのでは?」という思いがあって、その時はてきとうに受け流しておきました。

しかし先日「いつになったら英語を習わせてくれるのか」と迫ってきました。

てっきり英語を習いたいという気持ちも冷めたり、習いたいと言ったこと自体忘れていたと思っていたのですが、これには少々ビックリ。

夫婦間の相談を経て、まぁ本人がやりたいというなら習わせてみても良いんじゃないかということで、息子のやる気に押される形で英語を習わせることにしました。

オンライン英会話 Hanaso Kidsとは?

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我が家が選択したのはHanaso Kidsというオンライン英会話。自宅でSkypeを利用し、フィリピン在住の先生と英語の会話をしながらレッスンします。

すごいですよね。アラフォー世代の我々が子どもだった頃は考えられない学習手段。

子どもが薄い板(iPad)を使って、海の向こうの外国人とリアルタイムで語学を学ぶという。。

まぁそれはともかくとして、そんな便利なHanaso Kidsですが、自分の都合に合わせてオンライン上で空き状況を見ながら予約できます。また例えば先生ごとのスケジュールや日にちごとに検索もできます

Hanaso Kidsの料金

気になる料金ですが、安さも魅力の一つです。

1レッスン25分間で月4回3,000円~。

1回のレッスンあたり750円です。

日本の教室に通うタイプの英会話教室だと、例えば週1回のレッスンで月謝が1万円前後かかるので、だいたい1/3くらいですね。

国家統計局国際労働機関(ILO)の調べによると、フィリピンの平均年収は、約48万円であり、日本の1/10程度ということです。そのため現状では低コストでこうした英会話レッスンを受けることができるのです。

そしてもっと多い回数を受講することで、さらに1回あたりのレッスン料が割安になります。

消化しきれなかったレッスンは翌月繰り越すこともできます(回数制限あり)。

なぜ我が家がこの教室を選んだかというと、習い事の送り迎えがこれ以上増えると面倒だからです。

小さい子どもを持つ家庭では、送り迎えが中心の生活になってしまい、親が振り回されて疲弊してしまうケースがありますが、できればこれを避けたかった。

そしてもう1つの動機として、昨年(2018年)JTBを利用して海外旅行に行った特典に「Hanaso Kidsでの1か月分の受講無料」というのが付いていたからです。

なので都合が良かったというだけで、実はあまり期待していませんでした。結局効果が得られるのって本人がはまるかどうかが大きいと思うし。

まずは1か月分の無料レッスンを受けてみることに

しかし、試しに利用してみると意外とカリキュラムがしっかりしていて、子供も飽きない。1レッスン25分という設定がメリハリがあって良いのかもしれません。

正直子供が「英語を習いたい」といったときにイメージしていた英語教室ではないかもしれませんが、彼の希望もあって1か月分の無料レッスン後も続けることにしました。

この手の教室はまだマイナーのため意外と口コミも載っていません。ここに参考になればと思い記すことにします。

体験初日!親も子もドキドキ・・

初回のレッスン当日。予約は前日のうちに済ませてあり、スカイプも音声もテスト済み。当日のやることは 5分前までにスカイプを立ち上げて先生からの連絡を待つことだけ。子どもの隣で一応親もスタンバイ。なんだろう、このドキドキ…。

レッスン開始時間になると、時間ピッタリに先生からスカイプで連絡がきました。

画面に笑顔の先生が現われ、簡単な挨拶と自己紹介をしてくれます。

固まっている息子も予習の成果を発揮し、かろうじて名前と年齢を答えます。いやぁ予習しておいてよかった。

挨拶の直後、「Open your textbook to page…」とレッスンが始まりました(子どもは英語がわからなくてもジェスチャーで理解)。

これには助かりました。英語を習うのが初めての息子にとってこれ以上のフリートーク、アイスブレイクはムリです。

レッスンは事前に指定されていたテキストに沿って進められます

初心者用のテキストはHanaso Kidsのホームページから無料でダウンロードできます。また学習が進んだ際には市販の推奨教材を自分で購入することになるようです。

子どもの英会話にはテキストが必須

このテキストがよいです。

基本的には先生が言ったとおりに後に続いてリピートトレーニングするというスタイルなので、人見知りな子も恥ずかしがりやな子もレッスンが成り立ちます。

をしたらいいかわからないという状況を作らないんですね。うちの息子もわからないなりに一生懸命先生の後に続いてスピーキングします。

ちなみに初心者用テキストは無料ですが77ページもあるため、カラー印刷をする場合意外とコストがかかることも追記しておきます。

データで受け取るのでiPadに表示させることでも可能です。

あっという間に25分が過ぎ、わりと突然「That's all for today's lesson.」と声がかかります。

ここら辺はビジネスライク。ビジネスなので当然と納得。

「バイバーイ、thank you」という感じで手を振って終了。

最初は親のサポートが必要かも

オンライン英会話を体験し、改めて感じたのは子供はデジタルが好きということ。

先生だけでなく自分もカメラに写っているのをみながら手を振ったり、笑ったりと幼稚園児でも意外と飽きないで25分間座っていられたのが好印象でした。

送り迎えの手間がなく自宅でゆっくり子供を様子を見られる、ということもメリットではありますが、一方英語が全く初めてで幼児の場合、親のサポートは必要であるといえます

子供の隣に座り、先生の指示がわからないときは指をさしたり、姿勢が悪くなってきてカメラから見切れてしまうのを直したりします。

ちなみに子供が答えにつまったときうちの奥さんが小声で答えを言っていたら先生に「マム!教えないでー」とたしなめられる時があったらしいのでそこは先生に任せるようにしています。

最近では開始10分前に座らせテキストを一緒に予習すると、先生とのレッスンの間は台所で夕飯の支度をしながら見守る程度ですむそうです。

また小学生の長男も体験レッスンだけ受講したことがありますが、ほとんど親のサポートなしで先生と勝手にやっていました。

年齢や慣れによって親のサポートの負担も減少しそうです。

フィリピン在住の先生の質は?

気になるのは先生の質ですが、今のところおおむね満足しています。

フィリピンの先生ですが発音のなまりも気になりません。もちろん米国ネイティブ並みの先生ばかりではありません。ちょっと癖のある(フィリピンなまり?)先生もいます。

しかしビジネスマンが高額の授業料を払っているのレッスンなどではなく、子どもが「Dog!」とか「Red!」などの初歩的な単語を元気に学ぶレベルでは問題なんかありません。

どの先生も明るく優しそうでベテランの先生が多い印象です。

ホームページ上で先生の写真、動画、日本語レベル、レッスンの評価が出ており、雰囲気や話し方も事前にチェックできます。

ただし日本語が話せる先生は人気があり予約が取りずらい傾向があります。

私は40代くらいの、いわゆるおばちゃん先生のほうが子育てを経験しており余裕がある印象がありいつも指名しています。

ただ、どの先生だったとしても、レッスンはテキストに沿って進むので内容にはほとんど差が出ず、「ハズレ」だと感じたことはありませんでした。

先生といってもほとんどが自宅で働く主婦でと思われ、たまに先生のお子さんが映り込んだり、犬の鳴き声が聞こえたりすることがあります。

むしろ息子も笑ったりしてリラックスできるアットホームな雰囲気なのでほほえましく感じています。  

デメリットも

最後にデメリットとしてあげると、

ひとつめはスカイプに慣れていることを求められることです。

いや、すでにスカイプを使っていたり、初めてでも慣れてしまえばたいしたことがないことも、パソコンがどうしても苦手なママさんなどは抵抗があるかも。

例えばなにか問い合わせをしたいとき、窓口はメールまたはスカイプのみです。問い合わせ先の電話番号はありません。

不便に感じることもあるかもしれません。ただこれまで何度か問い合わせしましたが、すべて迅速に対応してもらえ、連絡が取れずに困ったということはありませんでした。

また、曜日や時間が決まっておらず自分の都合に合わせられるというメリットも、裏を返せば毎回予約するのが面倒ともいえます。

またスカイプの音声だけでは限界があるのか、こどもの発音が微妙に違っていても「OK~」となることがたまにあります。 そこも親のサポートが必要かもしれません。 

 Hanaso Kidsで何を学んだか

息子がこのレッスンを初めてまだ4ヶ月。

現在の彼の英語の状況はというと、

・知っている英単語の語彙が増えた(食べ物、動物、乗り物、色、形など)

・英語で20まで数えられる

・簡単な質問とその答え(Can you ~?Yes I can、Do you~?No I don’tなど)を覚えた

という程度です。

先生が指さす自転車の絵を見て「バイセコー」と言っていますが、「bicycle」では何と書いてあるかまだ読めないようです。

文法を学んだり、ライティングの練習もないため、英語を体系的に学ばせる、という点ではこれだけでは無理です。

英語のテストがあったとしたらHanaso Kidsだけでは良い点は取れないでしょう。

これにプラスしてほかの学習方法を検討する必要がありますが、我が家ではまだ子供が小さいうちはそこまで必要ないと考えています。

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レッスンの成果をどこに設定するか

このレッスンの魅力は「英語に慣れる」に尽きます。

週1回25分間のレッスンですが、最初は固まっていた息子も今ではすっかり慣れて、変な発音をしたりふざけたりして先生と笑い合っています。

言語が違っていても話したり、聞いたり、笑い合ったりすることが当たり前という感覚を身に着けるのは実は一番難しいことかもしれません。 

 

英語学習に本格的に取り組むのは中学生・高校生になってからでも遅くはありません。

そのような意味では私は現段階で英会話レッスンを受ける成果として、Hanaso Kidsを通じて、我が子が英語に触れることが楽しい時間として心に残ってくれたらそれでいいかなと考えています。

 

メリット
・料金が安い
・先生がベテランで子育て経験者が多い
・自宅なので自分の都合に合わせて予約でき、送迎がない
・デジタル好きな子供が飽きずにできる

 

 

デメリット
・文法や読み書きの習得はできない
・スカイプの設定と慣れが必要
・親のサポートが必要(幼児の場合)
・予約が面倒

 

それでは本日はこのへんで。