タイトルが偉そうでごめんね。でもそう思わずにはいられない。
いや、ふるさと納税を毎年利用している人は皆、同じ意見のはず。
「え、なんでやるだけお得なのにやらないの?」と。
- 10人中9人いるのに、そのうち1人しか利用してない事実
- ふるさと納税を利用している理由
- ふるさと納税を利用しない理由とは?
- 年収400万円でも最大43,000円分の寄附金額が利用可能
- 年収1,000万円のふるさと納税リスト
10人中9人いるのに、そのうち1人しか利用してない事実
ふるさと納税については認知率は97.5%とほぼ100%なのに、実施率になると10.1%しかいないらしい。
ソースは、7月28日に発表された「ふるさと納税に関するアンケート」の調査結果(PDF)です。
インテージリサーチというリサーチ会社が全国の20歳から69歳の男女を対象に行った調査で、有効回答数は3万1,229件とのこと。
有効回答数が3万件というのは、日本の人口と比較してしまうとサンプルサイズとしては物足りないですが、それでもアンケートとしてはそこそこのボリュームですよね。
この調査よりさらに一年前の2016年に株式会社リクルートライフスタイルが実施したアンケートでも利用率は10.3%という結果が出ているので、ほとんど同じ水準になっています。
これらの結果から、調査結果の偏りによる誤差は小さいと思われます。
しかし、ふるさと納税を知っている人は10人中9人いるのに、そのうち1人しか利用してないって驚きだなぁ。
ここ数年、これだけ雑誌やテレビのメディアで話題になっているので、認知率はとても高いけれど、それでも利用はされていない。
2015年4月の改正で、控除額が2倍になり、さらに確定申告も特別に簡素化されたにもかかわらずです。
ふるさと納税を利用している理由
ふるさと納税に関するこのアンケートでは、利用している人の動機についても調査されていました。
こちらは予想通りの結果です。お得だから利用するということですね。
回答の1位、2位にある、「寄付の特典が魅力的だったから」「税金が軽減されるから」が私がふるさと納税を利用する理由でもあります。
ふるさと納税を利用しない理由とは?
一方で、私が知りたかったのは、利用しない人の動機です。それがこちら。
世間一般の人がふるさと納税を利用しない理由をサクッと順番に見ていきましょうか。
いやいや、ネットにいくらでもふるさと納税の利用方法が説明されているし、書籍も何冊も出版されているんだが。
いや、ふだん10円~100円レベルで安くなっている野菜やお肉を求めて最寄りではない、遠いスーパーへ駆けつける努力ができるのだから、年に一度の確定申告ぐらいできるって!
いやだからネットにいくらでも詳しく説明しているサイトがあるし、書籍も毎年刊行されているのよ。
携帯電話の格安SIMへの乗り換えも同じだけど、遠目に眺めているだけでは、メリットは享受できません。行動しないと。
どこの自治体でもいいのです。迷ったらとりあえず最初はA5ランクの和牛を提供している自治体を探して頼めば、ふるさと納税のメリットを感じられるのではないでしょうか。
いや、もしウソだったら大問題になっているでしょう。これだけテレビや雑誌で特集されているんだから。
そりゃ手続きを間違えたら、寄付金控除を受けられないこともあるかもしれないけど、自分で勉強しても分からなければ税務署に電話したら手取り足取りていねいに教えてくれますよ。
税務署のスタッフは我々の税金で働いているのだから、何も遠慮することはない。
もしこれが専業主婦の意見だったら、仕事で忙しい旦那さんに変わって、あなたが手続きをするべきです。大丈夫、1回やってみたらそんなに難しいことはない。
そんなことないでしょう。
いまやふるさと納税はありとあらゆる返礼品が揃っています。結婚式の引き出物としてもらうカタログギフト以上のラインナップです。
食材だけでもA5ランクの牛肉からメロンやハーゲンダッツのアイスまでありとあらゆる食品が、しかも自己負担はたった2000円でもらえるのに、「魅力的でない」とか意地を張りすぎでしょう。
うーん、このコメントはどう受け止めれば良いのでしょう。
共感できる寄付金の使い道がないと言っても、結局、寄付金の代わりに所得税や住民税が徴収されるわけです。
この理由を選んだ人は、その所得税や住民税の使い道には納得がいっているのでしょうか。
まだ寄付の先を自分で選べるだけ、個人の意思が尊重されると思うのですが。
探せば下記のように熊本県の震災復興関連の寄付もできます。
熊本地震で壊れた陶器を「金継ぎ」で甦らせる!“復興への想い”を込めた器で、被災地同士の絆と未来をつくりたい | ふるさと納税のクラウドファンディングは「ふるさとチョイス」
年収400万円でも最大43,000円分の寄附金額が利用可能
このほかに、ふるさと納税を行わなかった理由として「その他」が5.6%ありますね。
もしかしたらこの中に「年収が低いからメリットを感じない」という意見もあったかもしれません。
ふるさと納税は、年収が高くて納税額が多いほど、返戻品を多く得られるという金持ち優遇政策の一面があります。
確かに以前なら年収300万~400万ぐらいだと、寄附金額が1万円前後だったので、1品頼めるかどうかという感じでした。
これだったら確定申告をするのが面倒だという気持ちになります。
ただし、前述したように2015年4月の改正で、控除額が2倍になり、さらに確定申告も特別に簡素化されました。
これによって独身か子持ちかなどの条件で幅はあるものの、年収400万円でも25,000円~43,000円分の寄附金額になるので、利用するメリットは拡大しています。
年収1,000万円のふるさと納税リスト
また年収1,000万円を超えるとそうとうの数の返戻品を得ることができます。
私は昨年の年収が1,100万円ちょっとありましたが、合計16万円分の寄付金額を利用しました。
実際には17万5,000円の利用できたのですが、ふるさと納税を利用する時点では、その年の年収が確定していないので、寄付限度額を超えないように気をつけなければならない。そのため16万円におさえました。
それでもお米だけで80kgを返戻品としていただきました。半年近くはお米は買わないで過ごすことができました。
以下が昨年2016年に私が実際に利用したふるさと納税のリストです。
重複している項目がありますが、岐阜県各務ヶ原市の飛騨牛(250g)は美味しかったので1回目の後に、再度利用しました。そのため2回掲載されています。
こうして毎年、自分の舌にあう特産品を探しながら、お気に入りの返戻品リストを作成するようにしています。
ネットで他の人の口コミを参考にしますが、以前、ネットの情報を頼りに、どこかの自治体が提供していた松阪牛を受け取ったのですが、「これ、絶対にA5ではないでしょう」というレベルだったので、もう利用していません。
松阪牛とひとくちに言っても、等級にバラつきがあり、複数の自治体が出しています。そのため自治体により、品質は異なるので注意が必要です。
さて、本日は以上になります。
2017年分については、ふるさと納税が届いたら写真付きで紹介するようにするので、またぜひ当ブログへお越しください。