コツログ

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ビジネスで「この人できる」と思わせるのは意外と簡単

私はこれまで転職を繰り返し、3社で働いてきました。

そこで多くの同僚や上司と仕事をしてきましたが、どの会社でも「働きアリの法則(Wikipedia)」のように、仕事ができる優秀な上位2割と、普通の6割、そして仕事ができない下位2割に分かれていました。

一緒に仕事をしていて「この人、優秀だなぁ」と思わせる人に共通する特徴は、情報の整理、話の整理ができている人でした。

こういう人は、その仕事を何のために行うのかポイントを掴んでいます。何が問題になっていて、その問題を解消するための選択肢をいくつか把握しており、さらにその選択肢の中で現状に合わせて優先順位をつけることができます。

そして他人に仕事をお願いする際にも、自分の頭の中が整理されているので、端的に仕事の目的を説明することができます。聞いている相手は、その仕事の目的や範囲を正しく理解できますし、さらに問題点や疑問点もその場で思いつくことができれば、短時間で生産的な話し合いができます。

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エレベーター・ピッチとは

「きちんと整理した状態で、短い時間で説明する」というスキルをビジネスの世界では「エレベーター・ピッチ」と呼ぶことがあります。

仕事ができる社員は、エレベーターの中で社長と居合わせた際に、自分のビジネスプランを30秒で的確に伝えることができるというエピソードが元になっています。

「そんなの無理に決まっているじゃん」と思うかもしれません。確かに簡潔に的確に説明をするというのは訓練しないとできません。しかし簡単にできないからこそ、エレベーター・ピッチのスキルを持つ人が「優秀だ」という評価を得ることができるのです。

まずは伝えたいことをメモでまとめておく

エレベーター・ピッチは訓練しないとできませんが、逆に言えば訓練さえすれば、意外と簡単に上達できます

たとえば、仕事の依頼で相手に電話する前に、伝えたいことを事前にメモで箇条書きにまとめておきましょう。それだけで驚くほどスムーズに話を進められるようになります。

これにプラスして、仕事を依頼した時に相手のリアクション(ポジティブ or ネガティブ)に備えて、対応を分けて考えておければ完璧です。

サウンド・バイトを活用しよう

また同じようなビジネス用語に「サウンド・バイト」と呼ばれるものがあります。

「サウンド・バイト」とは理解しやすくするために言葉を短く区切ることです。

これは例を出した方が理解が早いと思うので、以下の文章で比べてみましょう。

【悪い例】
今年の売上予想ですが、今年は業界全体的に不景気のため、事前に予想した当社の売上予想に対して、これを上回るのは難しい状況で、売上達成が困難な見込みです。

 

文章だとまだ理解できますが、口頭でダラダラと話されたら、聞いたそばから右の耳から左の耳へ抜けていってしまいます。

一方で若干言葉も修正していますが、区切ってみると以下のようになります。

【良い例】
売上予想を報告します。
今年は業界全体が不景気です。そのため事前の当社の売上予想を上回るのは難しい状況です。売上達成は困難な見込みです。

 

同じ内容なのに、短く区切ることにより、聞いている相手は、頭の中に言葉が入ってきます。

テレビのニュースや政治家の演説では、この「サウンド・バイト」を多用しています。ぜひ注意して聞いてみてください。

そして日々の仕事で自分が発言する際や、プレゼンする際には、最初は事前に原稿を用意しても良いので、「サウンド・バイト」を意識して説明してみましょう。

私も以前、転職の面接用にエレベーター・ピッチやサウンド・バイトを意識して練習しました。こうした技術を取り込んでから相手にプレゼンすると、相手のうなづくリアクションが大きくなります。こちらの伝えたいことがきちんと相手へ伝わっている感覚がダイレクトに感じられ、効果の大きさを感じたものです。

本当に「仕事ができる」という人とは

以上が、今日ご紹介したビジネスで「この人できる」と思わせる話し方になります。

こうした技術は訓練次第で、誰でも上達するものです。少なからず周囲の人に対して「お、この人は仕事ができそうだな」という印象を与えることができるでしょう。

一方で、これはコミュニケーションや説明のスキルに限定された話で、本当に仕事ができるかどうかはまた別です

仕事ができる人の定義は様々ありますが、私は会社に売上と利益をつくることができる人だと思います。

下記エントリーで、以前私が一緒に仕事をしたことがある「スター編集者」の先輩を話について書きました。

www.kotsulog.com

ただし、誰もが会社のスター社員にはなれないし、なる必要もないので、与えられた能力の中で、できる範囲で努力すれば良いと考えています。