週末5分間 英語クラブ byコツログ

世界のサッカーニュースを英語で学ぶブログです。毎週末更新します。たった5分間ですが内容の濃い英語学習にしましょう。

Huluではまった私の海外ドラマ個人的おすすめベスト5

たまにはマネーや投資と全然関係ないネタでもブログに書いてみます。

タイトル通り、Huluで配信されている個人的におすすめの海外ドラマを紹介します。

私は海外ドラマをほぼ毎晩見てから寝ます。海外ドラマにハマってから10年以上たちます。
もともとは転職活動の武器として英語を学習していて、「どうせなら趣味の時間も英語力を鍛えられたら」なんて思いつつ、ツタヤで海外ドラマを借り出したのがきっかけです。

これまで『24 TWENTY FOUR』、『プリズン・ブレイク』、『LOST』などの有名どころから『ダメージ』や『デクスター』のような日本ではマニアックな部類に入る作品までかなりたくさん見てきました。

そしてここ数年Hulu(フールー)やNetflix(ネットフリックス)などの月額定額料金の見放題サービスが日本でも定着すると、私もツタヤからHuluへサービスを切り替えて、いっそう海外ドラマをたくさん見るようになりました。

転職活動も終えた今では、英語の学習という当初の目的はほぼ消滅して、完全に「好きだから」「面白いから」という理由で見続けています。だいたい毎晩、寝る前にiPadで睡魔が襲ってくるまで、Huluで海外ドラマを見ています。

こんな話をすると周囲の人から「どんな海外ドラマがおすすめですか?」とよく聞かれるのですが、自分の中できちんと整理できていなかったこともあり、本当に紹介したかった作品をド忘れしまうことがありました。そうすると後で「あの作品を教えてあげればよかったーッ!」と激しく後悔してしまうんですね。

そのためこれを機会に本ブログでまとめておいて、すぐに人に紹介できるようにしておきたいと思います。
それではベスト5をご紹介します。

ベスト5 ウエストワールド

比較的最近の作品の中から、まずご紹介したいのがSFドラマの「ウエストワールド」です。

www.star-ch.jp

このドラマはすべてがハイテク技術によってリアルに作られた体験型テーマパークの“ウエストワールド”が舞台になっています。
ここでは極めて精巧なロボットであるアンドロイド達が再現された西部劇の街に暮らしています。

アンドロイドは自分たちがロボットだという意識はありません。そこに高額の入場料を払った富裕層が好き放題に遊べるというサービスであり、世界です。

アンドロイド達は人間と見分けがつかないほど高度な技術に基づいて製造されていますが、決して人間には危害を加えないようにプログラムされています。しかしそのアンドロイドがやがて自意識も持つようになると、物語は一気に動き出します。

このように説明するとよくある近未来SFのストーリーかと思われますが、この作品はドラマレベルとは言えないほど細部までこだわった作り方をしています。

SFドラマの出来は、いかにSFと感じさせないか、リアルにこだわるかで決まると思いますが、その意味でこの作品は群を抜いています。実際にこうした細かい演出が評価され、米国テレビ界の最高の栄誉であるエミー賞(第69回)で、計5部門受賞(視覚効果賞・メークアップ賞・ヘアスタイリング賞など)を受賞しています。

またウエストワールドを創設した天才科学者には、アンソニー・ホプキンスがロバート・フォード博士役で参加しており、豪華なキャストにも注目です。大人たちがお金をかけて本気でつくったという感じの作品です。

難点はストーリーがやや難解で注意して見ていないと、ついて行けなくなるかもしれません。序盤に色々な伏線も埋め込まれていて、それがこの作品の醍醐味でもあるのですが、暇な時間に何かドラマを見たいという人向けではなく、刺激を求めていて、面白い海外ドラマを探しているような人に向いています。

ベスト4 FARGO/ファーゴ

次にご紹介するのが「FARGO/ファーゴ」。2014年から米国で放送されているサスペンスドラマです。

video.foxjapan.com

内容はサスペンス一辺倒というわけではなく、どこかブラックコメディ的な要素もあるのですが、タッチは軽すぎず、登場人物たちの心理描写がリアルに丁寧に描かれているので、ストーリーが過激な展開になっても、視聴者はひきつけられたままついていけます。

「ファーゴ」といえば、才気あふれるコーエン兄弟による同名の映画(1996年製作)が有名ですが、このドラマとは内容は関係なくて、本ドラマの製作者ノア・ホーリーが映画版にインスパイアされて脚本を書いているようです。

そのため内容は関係ないけれど、シーズン1の雪景色などちょいちょい「ファーゴ」っぽい雰囲気が作品に織り込まれています。もちろん映画版「ファーゴ」を見ていなくても楽しめます。

私は最初にこのドラマを見た時に、「Breaking Bad/ブレイキング・バッド」を見た時と同じような、面白い海外ドラマを発掘した時のちょっとした興奮を味わいました。

シーズン1もとても見応えがあるのですが、シーズン2はこれに輪をかけて面白い。とにかく登場人物の個性がはっきりしていて感情移入しやすい。脚本も細部まで矛盾がないように作り込まれていてプロの本気を感じます。

海外ドラマが名作として評価されるひとつの基準に「シーズンを追うごとに面白くなる」というものがありますが、この作品はまさにこの条件を満たしています。シーズン3も2017年10月24日から放送されているようなので、Huluで放送されるのを楽しみに待っています。

ベスト3 Game of Thrones/ゲーム・オブ・スローンズ

「Game of Thrones/ゲーム・オブ・スローンズ 」はワーナー・ブラザースが大金をつぎ込んだ超大作です。架空の王国を舞台に玉座をめぐって繰り広げられる覇権争いを壮大なスケールで描いた作品です。

www.star-ch.jp

私は映画や海外ドラマにはたとえSFであってもリアルさを求めるのですが、そういう意味ではこの作品はちょっと評価が難しい。

なぜなら物語自体が架空の世界におけるファンタジーであり、ドラゴンや怪物、魔法使いまで登場します。「えー、さすがにそれはあり得ないでしょう……」という演出もたびたび発生します。

しかしこの作品はそれを補って余りあるほど壮大なスケールの展開や、個性あふれる登場人物、壮絶を極める覇権争いに魅入ってしまいます。

製作にお金がかかっているだけに、万人ウケを狙った作品ではあります。実際にゲーム・オブ・スローンズは『24 TWENTY FOUR』、『プリズン・ブレイク』と比べて日本ではそれほど知名度はありませんが、第67回エミー賞でドラマシリーズ部門作品賞、助演男優賞、監督賞を含む12冠を獲得するなど米国では大注目されている海外ドラマです。エミー賞での12部門の獲得は、史上最多受賞記録らしいですね。

現在Huluではシーズン6までしか放送されていますが、すでにシーズン7まで進んでおり、物語が完結すると言われているシーズン8まで予定されています。

ロングシリーズとなった本作品では、シーズン当初は悪役に思えた一家(ファミリー)も見ていくうちに次第に応援したくなったり、時間が経つにつれ好きになるキャラクターが変わったりするのも面白いところです。覇権争いが最終的にどうなっていくのか興味を掻き立てられます。

作品にはティリオン・ラニスターという脇役が登場するのですが、彼がとても良い味を出しており、存在感は抜群。彼が出てくると嬉しくなります。世界中でファンもどんどん増えているようです。この海外ドラマを見る際はぜひ注目してください。


ベスト2 TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ

『TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ』は2014年からHBOチャンネルで放送された刑事ものの作品で、シーズン2まで放送されています。

wwws.warnerbros.co.jp

2人の刑事が未解決の連続殺人事件を追う物語なのですが、見る人によって好き嫌いが分かれそうです。物語が一話完結の要素が乏しく、終盤にかけて丁寧に描かれているのでシーズン序盤で飽きてしまう人もいるかもしれません。

しかしそれを乗り越えると他のドラマでは味わえないような視聴体験を提供してくれます。とにかくただの刑事ものではありません。謎の殺人事件を巡って過去と現在を交差させながら真相を究明していくのですが、マシュー・マコノヒーとウディ・ハレルソンの一級品の演技にしびれます。

とくに今のマシュー・マコノヒーはハリウッドでもひとつレベルの違う俳優という評価を受けており、第66回エミー賞でもウディ・ハレルソンとともに主演男優賞を獲得しています

私も米国で大ヒットした高い評価を受けて見だしたのですが、実はシーズン1の最初はそれほどハマっていませんでした。しかし回を追うごとにのめり込んでいき、最後の方は、毎晩この作品を見るのが一日の楽しみになりました。

ベスト1 Breaking Bad/ブレイキング・バッド

私の中でハマった海外ドラマと言えばやはり「ブレイキング・バッド」です。この意見に共感してくれる人も多いのではないでしょうか。

www.breakingbad.jp

「ブレイキング・バッド」はもう単なるドラマではありません。ドラマを超えた名作映画に匹敵する脚本・構成・演出のレベルです。

「LOST」や「プリズン・ブレイク」だとシーズンを経るごとに何だか尻すぼみしていき、途中で視聴者が離れてしまう傾向があります。しかし「ブレイキング・バッド」はシーズンを追うごとにストーリーが深みを増し、目が離せない展開になります。

『24 TWENTY FOUR』のようなマンネリも発生しません。むしろシーズン2の後半くらいから「もう今日はこのエピソードを観たら寝よう」と決意するのに、結局次のエピソードまで観てしまう夜更かし状態が続きます。結局私は短期間で最終シーズンのシーズン5まで一気に見てしまいました。

作品として映画「ゴッドファーザー」の背中が見えたのではと思うほど見応えのあるシーズン4あたりからは「この夢中になれる時間も一話一話終わりに近づいているんだな…」という残念な気持ちに支配されたのを覚えています。

まだ観てない人には期待値を上げてしまったかもだけれど、ぜひ。ただ残念ながら2017年10月現在ではHuluでは見れないようです。またどこかのタイミングでラインナップに入ってくるとは思いますが。


以上になります。
順位はつけたもののベスト4~ベスト2の3本はかなり競っていて悩むところでした。

なお、私が紹介する作品はどちらかというと男性の方がウケが良いというか、共感を得られる傾向がありました。皆さんの海外ドラマ選びの参考になれば幸いです。