週末5分間 英語クラブ byコツログ

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【転職】面接でマイナス評価されずに残業時間や給料を聞き出す方法

転職活動中の応募者にとって、入社面接でどうしても聞きたいのことは、以下2点だろう。

・残業時間はどのくらいありますか
・給料はどの程度もらえますか

 

求人欄に給料水準が正確に記載されていれば問題ないが、「当社規定に準ずる」とか「能力・経験により応相談」という表現で曖昧になっているケースも多い。

インターネットの転職サイトなどでその企業の情報はある程度手に入るが、その情報が正しいのかも不安が残る。

入社してみたら年収は下がったのに、残業ばかりという最悪の事態だってあり得なくはない。

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そうなると、本当のところを直接企業の採用者に聞くしかないが、面接では残業時間の有無や給料のことほど聞きづらいこともないだろう。

応募者ならば誰もが、面接官に「この人は結局、カネ目当てで、積極的に仕事をしたいという姿勢ではないな」とは思われたくないはずだ。

事実、タイミングを考えずに、ストレートに質問しようものなら、後日お祈りメールが届くことは間違いない。

では、どうすれば良いのか。
今回は残業時間と給料にそれぞれ分けて、質問の仕方を提示したい。

面接で残業時間について質問する方法

まず残業時間についてだが、これを聞くのは簡単だ。
たとえば以下のように質問しよう。

「いま(or 以前)勤めている企業では、労働基準法の遵守のため、社員が定められた残業時間をオーバーしないように厳しく管理されていました。これによって仕事の量が多い時期は、こなすのに苦労しましたが、御社では残業時間についてはどのように管理されているでしょうか?」

このように質問すれば、面接官に「この人は残業を嫌がっている。仕事をしたくないのか?」と誤解されることはないだろう。

むしろ、

1. 現在の会社では、残業がしたくてもできない

と伝えることで自分が仕事をしたいとアピールすることができる。

そのうえで、

2. 御社ではどのように社員の残業を管理していますか?

と聞くのだ。

もし、この質問に対して、面接官が、以下の返答をしてきたら要注意だ。

「うちは残業するのは個人の自由だし、みんな夜遅くまで残っていますよ」
「うちは会社での残業時間は管理されているけど、社員は自宅に帰って仕事をしているみたいです」

このような回答によって、その会社の残業状態が把握できるので、採用試験に合格した後に、実際に入社するかどうかの判断材料になる。

もちろんあなたが「いくらでも残業したい」と考えていれば問題ないけれど。

面接で給料について質問する方法

次に給料の聞き方だ。

給料については残業のように遠回しに質問するのは難しい。
むしろ数字についてははっきり聞いておいた方がいい。

私がおすすめする方法は、給料は後半の質問にとっておいて、その前にこれでもか、というほど仕事の内容や、その会社に対する質問を行っておくことだ

そのためまずは以下のような給料以外の質問をたくさんしておこう。

・その会社がどういう方向へ向かっているのか
・中途社員にはどのような人物を求めているのか
・新人研修、管理職研修のような社員教育の取り組みなどはあるか
・社長や役員はどのような人物か
・会社の現状の課題や弱点は何か

こういった質問をたくさんすると、面接する側には熱心な人物だと受け止められるだろう。
そして質問する自分も、答える面接側も、「もうこれ以上は話すことはない」というタイミングになったら、いよいよ給料について尋ねてみる。

以下のような聞き方がスマートだろう。

「御社のエントリーシートの記入欄に現在の年収を記載させていただきました。私も家族がおり、生活があるので、もしご縁があって私が入社した場合には、どの程度の年収になるか、教えていただくことは可能でしょうか」

大事なのは、「私はエントリーシートで現在の年収をそちらへ公開しましたよ。だからそちらもどのぐらいの年収になるのか教えてください」という理屈だ。

さらに「自分のためではなく、家族の生活を守るために給料を聞いておきたい」とアピールすれば良いだろう。

質問する際には、あまりへりくだりすぎると、逆にお金を意識していることが露になってしまうので、さらりと聞くのがポイントだ。

この質問をする前には、さんざんポジティブな質問と回答を互いに繰り返してきて、面接の場があたたまっているので、このような質問の仕方をすれば、給料に対する内容でも決してマイナス評価にはつながらないだろう。

もし面接で聞けなかった場合の対応

たまに残業や給料について何も聞かない応募者もいる。

マイナス評価につながったり、気まずい空気を避けるために聞かないのだが、転職には自分の人生がかかっているし、残業時間や給料を知らないまま転職するのは後々後悔したり、何倍にも面倒なことにつながる可能性があるので、絶対に避けた方がいい。

もし面接で聞けなかったら、採用試験の合格の連絡を受けた時に、電話でもメールでも聞いた方がいい

転職市場の扉が閉まるのが35歳だとすると、20代半ばの会社員が転職するチャンスというのは、だいたい2回程度だ。

モデルケースとしては、25~27歳で一度転職して、その会社で3年くらい経験を積んで、また28~31歳頃に最後の転職にチャレンジするというものだ。

転職市場は35歳付近から、急に狭い門になる。最近になって、一部のメディアが「中高年の転職市場が活況を帯びている」なんて報道もしているが、実際には中高年採用を実施している企業なんてごくわずかだ。

そのため20代~30代という貴重なチャンスと時間を無駄にしないためにも、きちんと面接では聞くべきことを聞いておいた方が良い。