コツログ

得意分野である投資や節税、出版業界ネタなどを共有します。

【転職】投資だと思って有料の面接講座を受けてみた

採用面接で落とされると精神的にショックですよね。
就職活動を経験した人なら多くの人が経験することです。

私は最終的には2度の転職に成功しましたが、複数社に面接で落とされた経験があります。

エントリーシートや筆記試験には通過するのに、毎回面接で落とされてしまうという人も多いでしょう。
私の場合、ある行動をきっかけに面接が急激に得意になりました。今回はその方法をお伝えします。

お祈りメールはショックそのものである

エントリーシートや筆記試験を無事に通過し、採用面接に選考が進む頃には、中途応募者の気持ちとしては、すでにその企業で働いたときの生活を想像して、胸が躍るものです。

私も妄想癖が強いほうで、まだ面接日程が決まっただけなのに、その企業に入社したケースを想定して「引っ越しが必要になるな。通勤には最寄駅はあの駅が便利だろうか」などと色々考えたりしました。

しかしいざ面接を終えて、後日落選のお祈りメールをいただくと、期待していた分、ショックとなって返ってきました。

f:id:hokuryuno:20170615150645j:plain

第一志望の企業に落とされ、リアルに泣きました

特に第一志望の企業に落とされた時のことを思い出すと、私は今でも胸が苦しくなります。

第一志望だけにエントリーシートから入念に時間をかけて作成し、その後の筆記試験や一次・二次面接もなんとか通過して最終面接を迎えることになりました。

ネットで仕入れた情報では「最終面接は形式的なもので落とされるケースはまれ」ということだったので、受かる確率は高いと考えていました。
エントリーシートを提出してからすでに2~3ヵ月が経過しており、選考が進むにつれて、自分自身への期待と妄想が膨らみ、気分はもうその会社の正社員です。

「自分の経験を活かして活躍するぞ~」とか「今度の会社のこの部分は良くないから入社したら自分が改善させよう」なんて勝手に盛り上がっています。

しかし最終面接では、想像とは異なり緊張感ある雰囲気でした。経験豊富な役員の方たちにきびしい質問を浴びせられた挙句、焦りも生じて、不完全燃焼で面接を終えました。そしてその結果、1週間後にお祈りメールをいただいてしまいました。

落選の連絡を受けた日は仕事を終えた後、家に帰っても食欲がなく、そのまま布団に入って寝込んでしまいました。家族には詳しい話をしてなかったので何も知りません。離れたリビングからバラエティ番組を見て笑っている嫁と子どもの声が聞こえてきて、なぜか涙があふれてきました。

中途採用になると自分の経験を活かしての転職となるので、志望する企業はこれまでと同業界になります。狭い範囲での転職活動になるのです。

そうなると当然、条件の良い、自分が行きたいと思うような企業は限られてしまいます。しかもそういった企業がタイミングよく採用募集を行っているとは限りません。そのような中、最終面接までいって落とされたショックというのは、想像以上のものです。

第一志望の企業に落とされて考えたこと

ただし、いま振り返ってみると、第一志望の企業に落とされたことが、私にとって実に良い経験になりました。落とされた直後はくよくよしていましたが、少し落ち着いてから、自分に何が足りなかったのかを見直してみたのです

まず面接に対しては私は十分と思える対策を行っていました。面接対策の書籍も2~3冊買いこみ、業界知識や自分のアピールポイントも整理できていました。また本番を想定して声に出して受け答えの練習もしていました。

しかし結果として面接官を満足させる内容ではなかったことは事実なのです。
そこでこれ以上は自分ひとりではできない。状況を打開するには他人の力を借りてみようという結論になりました。

それが有料の面接講座に申し込むことです。
最終面接で落とされてから数か月後、第2志望の企業の採用にあわせて、私は初めて面接指導サービスを受けることにしました。

生まれて初めて有料の面接指導を受けることに

私は学生時代からまともな就職活動をしたことがなく、大学や外部の面接セミナーを受けたことがありませんでした。また転職活動においては、すでに社会人としての経験を積んでいるので、大なり小なり様々なシーンでプレゼンをしてきた自負もあって、お金を出してまで面接講座を活用しようとは思わなかったのです。これは転職活動をしている人に共通する考えではないでしょうか。

ただし、たびたび面接で落とされるという辛い体験を通して方向転換を行うことにしたのです。やれることはやってみようという心境でした。

さっそく調べてみると転職活動中の社会人向けに面接指導をしている会社がいくつかありました。都内からのアクセスが便利で、評判も良さそうな1社に申し込んでみました。

料金は全3回の個別指導で21,000円でした。1回につき約1時間の内容で7,000円です。この価格が高いのか安いのか判断がつきませんでした。ただもし次の転職活動に成功したら年収は300万近くアップする予定でした。ボーナスを抜きにした月収比較でも10万円以上はアップします。

そう考えると21,000円なんて大したことないなと思えました。自分への投資と考えると、最初の月の給料で投資した資金が5倍近くになって回収できるのです。試してみる価値はありました。

内容よりも姿勢や声が大事かも

個別指導の成果は予想以上でした。私の講師は外資系企業の人事部で長年経験を積んだその道の専門家だったのですが、指導スタイルは、ドアのノックの回数がどうのとかいう細かい話ではなく、とにかく模擬面接を行い、その内容をビデオに録画して、模擬面接が終わった後に時間をかけて、悪い点を指摘していく。そして次回の講習までに自主練習してくるというものでした。

特に私の場合、業界の知識や自分のアピールポイントはすでに準備できていたのですが、面接を受ける時の姿勢や声のハリが良くありませんでした。

これを指摘してもらい、自宅に帰ってから練習するだけで、次の模擬面接では、はっきりと違いがわかるほど良くなりました。

元米国大統領のバラク・オバマ氏は演説が得意でしたが、なぜあれほど聴衆を魅了することができたのか。それは政策などの説明や内容よりも、入念な訓練によって作り出された、リズミカルで低音の「声(ボイス)」が大きく影響していたと言われています。

またビジネススクールでのリーダーシップの授業では発生練習から行われるとも聞きます。

面接もこれらとまったく同じで、姿勢や声の高低、話す際のスピードなどが実に大きく影響することが、自分自身を映した模擬面接の録画を見ることによって気づくことができたのです。

これは書籍や人の話を聞いただけではピンとこないです。もちろんこのブログを読んだだけでは伝わらないでしょう。実際に行動して、モニターを通して自分の姿を見ながらプロに指摘を受けることによって知ることができたのです。

今までテレビで就職活動セミナーを就活中の大学生が受ける様子を見て、「うわぁ、大変そう。こんなのやるぐらいなら就職なんかしたくない」と思っていましたが、いざ自分が受けると、面接スキルがアップした実感があるので面白くなりました。

面接官に気持ちよくしゃべらせる

またもう1つ、面接指導の講師に学んだことがあります。それは相手に話をさせなさいという指示でした。これは私にとって衝撃的でした。なぜならそれまでの私はとにかく限られた時間の面接で、自分という人間を志望企業に理解してもらうために、自分のアピールポイントを伝えるべく一方的に発言していたからです。

しかしその講師によると、評価というのは面接官の個人的な満足度に大きく影響するので、面接官に気持ちよくしゃべらせることで応募者も好印象を与えることができるというものでした。

つまり面接合格のポイントは、面接官からいかに発言を引き出すかが大事なのです。これにはまさに目から鱗が落ちました。

面接官を消化不良にするな

それからは自分の経歴を小出しに発言するようになりました。
以前であれば、自分の経験を以下のようにアピールしていました。
「資格書籍は文芸書より読者ニーズが安定しているので、重点的に取り組みました。その結果売上が安定して年間では2倍の売上増につながりました」

要因と結果をひとまとめにして一度に伝えていたのです。
これだと面接官は「そうでしたか。はい」と言うしかない。

しかし、相手の発言を引き出すために
「資格書籍を扱ったことで売上を2倍に伸ばすことに成功しました」
と理由を言わないようにしたのです。

そうすると以下のような展開になります。
面接官:どのようにして2倍にしたのですか
私:資格書の方が読書ニーズが安定しているところに注目しました。
面接官:なるほど。もう少し詳しく聞かせてください
私:売上も安定することで、月ごとのアップダウンがなくなり、年間にすると資格書の方が大きな売上につながったのです。
面接官:面白い着眼点ですね。資格書のカテゴリとしてはどのようなものが……

という形で会話が続きます。
コツとしては、相手が食いつきやすいような振りをすることです。自分から言いたいけど、我慢する。そのうえで相手が質問してきたら「待っていましたー!」とばかりに発言するのです。

こうすることで面接官は消化不良を起こさず、面接を終えた後の室内はお互いの満足感で満たされます。こうなれば「この人と一緒に仲間として働きたい」と思わせることに成功です。

まとめ

本日私が伝えたいことをまとめると以下になります。

【まとめ】
・投資だと思って有料の面接指導サービスを利用する
・模擬面接を録画し、自分の姿勢や話し方をチェックする
・面接官から発言を引き出すように面接を進める

 

私はこれで面接のパフォーマンスが向上し、その結果、志望する企業への転職に成功しました。
年収も実際に300万円アップしたので、有料の面接指導サービスはリターンの良い投資になりました。
私も何かを始める時は独学が多いのですが、行き詰った時には外部の力を借りると、一気に問題が解消することがあります。